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【売約済】アシュケナージ/ラフマニノフ:交響曲第2番、交響詩『死の島』

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ラフマニノフ
①交響曲第2番ホ短調 作品27
②交響詩『死の島』作品29

指揮:ヴラディーミル・アシュケナージ
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
録音:1981年9月①、1983年1月②

ピアニストとしても一世を風靡した近代ロシアの作曲家ラフマニノフの第2番は、交響曲作家としての彼の実力を示した典型的な古典形式の名作で、メランコリックな旋律に溢れているところから広く親しまれています。アシュケナージがコンセルトヘボウ管弦楽団の美しい響きを存分に発揮させた演奏で、甘美で抒情的な作品の本質を美しく謳い上げています。「交響曲全集」からの一枚で、交響詩『死の島』をカップリングしています。

「演奏良し、録音良し、何年聴いても飽きがこない」の3拍子が揃っている。これは、アシュケナージの同郷であるラフマニノフへの共感や愛着、思慕であったりするのかも知れないが、それだけでここまでの名演がコンスタントに生まれるものでもない。ともすれば、映画音楽風とかムードミュージック然に陥りがちだと評される、このロマン主義の権化のような、ほの暗いロマンティシズムを、その旋律に全く甘さを纏わせずに、いとも自然に端的に表現し得ているのは、やはり相性によるものが大きいと思うのだ。ラフマニノフは非常にナーバスな神経の持ち主で、極度の神経衰弱に陥った事もある程に、心の中に闇の部分を持っているのであるが、その怖さや暗さを、何時も演奏できちんと同居させているのが、アシュケナージのラフマニノフ演奏家としての特質がある。深く大きな呼吸のフレーズ。スケールが大きく、ニュアンスに富み、懐が深いのだ。第2楽章のアレグロ・モルトでは、指揮者の声も聴こえて来る程の熱演ぶりで、激しい情感も持ち合わせている。コンセルトヘボウ管は、この録音でも非常に優れた機能美を披露している。弦の艶、管の精粋さ、ブラスの抑制された落ち着きのある美しい響きは、特筆するべきものである。

国内盤、帯無し、盤面傷無し
プラケースすれ

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カテゴリー:本・音楽・ゲーム>>>CD>>>クラシック
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